2007年9月アーカイブ

聖教新聞2007年9月30日付「池田名誉会長の世界との語らい」第25回日本を代表するキリスト教作家 遠藤周作氏より抜粋

(遠藤周作)先生は、キリスト教の2000年の歴史と伝統を踏まえられながら、世界宗教に要請されるポイントを語られた。
要約すると、「わかりやすい言葉」「寛容性」「明朗さ」の3点である。
いずれも、どうすれば宗教は庶民に受け入れられるか、という問いから出発されている。
第1に「わかりやすい言葉」。普通の人にわからなければ、宗教なんて意味がない!――これが先生の信念であられた。
第2に「寛容性」。キリスト教が現代にまで流布してきた理由として、他の思想・芸術などに対する「柔軟な感覚と理解」を挙げておられた。
そして最後に「明朗さ」。社会に開かれ、庶民から親しまれ愛される明るさである。

ヤーマン 私は、いまこそ必要なのは、閉ざされた「宗教主義」ではなく、開かれた、健全で現代的な「世俗主義」を樹立することであると思っています。

言いかえれば、さまざまな宗教のすべての偉大な倫理的教義を尊重していこうとする、「世俗主義」であるべきなのです。

これが私のいう「ヒューマニズム」です。

それが樹立されて初めて、他の文化や宗教との共通の基盤が芽生え、対話の素地も生まれるのです。

(ヤーマン・池田対談「今日の世界、明日の文明」より)

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