三重県伊賀市議会が起こした革命的ゆらぎ―全国初の議会条例(その1)

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当ブログ「ユマニテ」は、「人間性あふれる宗教の在り方」について考える場としていきたいので、基本は宗教とそれに類する話題が多くなりますが、時によっては政治の話題も取り上げたいと思います。なぜなら、宗教と政治とは本来、切っても切り離せないほどに重要な関係性があると思うからです。ただ、今回の話題に宗教は関連しません。



画期的な全国初の議会条例を制定

先日、公明新聞(2008年12月7日付)に、実に注目すべき記事が載った。「全国初の議会条例制定」と題する三重県伊賀市議会議員本村幸四郎氏(公明党)の報告がそれである。

本村氏は、議会の会派代表で構成する「議会のあり方検討委員会」の委員長を務めた条例制定の立役者。83団体、600人以上の市民との対話集会を開き、議会改革への意見を聞きながら素案をまとめあげた。

全国初となる議会条例とはいかなるものなのか。本村氏は以下のポイント挙げる。
(1)本会議とは別に議員間で意見を交わす「政策討論会」を開催
(2)住民への議会報告会を地区ごとに行う
(3)執行部側への反問権の付与
(4)議案に対する各議員の賛否の公表
(5)議員の資質向上を図る研修会の開催
(6)議員定数の基準の明確化

一読しただけでは、何が初で、何が画期的なのか、わかりづらいかもしれない。

条例を導入した理由について、本村氏はこう説明している。
大事な箇所と思われるので、全文を引用させていただく。

議会基本条例は市長と議会の「二元代表制」を基本に、議会のあり方を定義づける"議会の憲法"というべきものです。「二元代表制」とは、首長と議員を住民が直接選挙で選ぶことで、首長と議会がともに住民を代表していることです。ただし、対等なのはあくまでも首長と議会で、首長と一人一人の議員ではありません。従来は市長提案の議案であっても、個々の議員がバラバラな主張をしているだけで、議会としての意思を示し市長と対峙することはありませんでした。

こうした問題を解決するための条例の制定なのだという。

市民参加の政治へ道筋開く試み

つまり言い換えればこういうことになろう。

個々の議員は市民の代表とはいえ、市長や行政総体と比べれば弱い存在となってしまう。ゆえに、従来のような党派による塊という枠を越え、議員全体が政策集団を構成し、政策論議を交わし、さらにそれを市民に持ち帰り報告、さらに市民から意見を求めるというもの。

一見、当たり前そうに見えるが、私はまさにこれこそ画期的なシステムであり、取り組みだと思う。だれもが必要に思い、当たり前ともいえることなのに、前例がないという一点において、その一歩をだれ一人踏み出してこなかった。
政治の民主化と成熟の過程というものはそれほどに道のりが遠く、そして気の遠くなるような作業であることを痛感させられる。

長くなってしまったので、それぞれの項目についての解説はその2において。

(その2につづく)

タグ:
【政治参加】
【民主主義】

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このページは、humaniteが2008年12月11日 16:29に書いたブログ記事です。

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