師弟不二の精神を継承するために(10)「下から上を動かせ」が意味するもの

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この師の厳命とも言うべき使命を私たちがどれだけ果たせているでしょうか。

考えてみたいと思います。

十分、考えつくしている――と思う方はさらに深めていくべきであろうと思います。

考えられていない――と思う方は、やはり考えていくべきであろうと思います。

なぜなら、それが師の厳命であるということにかかわらず、そこを考え抜き、尽くしていかない限り、創価学会の恒久化、永遠化は望むべくもないからです。

もしそれを怠るならば、いつか必ず「学会利用の悪人に、かき乱され」る事態を招いてしまうからです。

そのことは、宗門のみならず、学会、そして公明の歴史の中においても繰り返されてきた宿命のような業のようなものなのです。

この宿命転換を私たち後継はなんとしても果たしていかなければならないと思うのです。つまり、組織利用の悪人を二度と出してはならないのです。

師が後継に託した創価学会の恒久化、永遠化は、決して上層部の幹部のみが考えていけばいいということではないはずです。

池田先生は3・16のスピーチでこのように語っておられます。

一、今後、指導者が、できあがった基盤の上に、苦労もせず、会員のために生命を磨り減らすこともなく、要領よく泳いでいく――そのようになったら、おしまいである。
いな、今も、そういう人間はいる。そういう堕落の先輩は、諸君が手厳しく追及すべきである。
牧口先生は「下から上を動かせ」と言われた。
一番大切なのは「法」であり「学会精神である。それを守り抜くためには、上の人間を厳しく戒(いまし)めることが必要な場合がある。
何も恐れる必要はない。
組織が偉大であるから、号令ひとつで、何千、何万という人が動く。
その重大な責任を、指導者が簡単に考えるようになったら、とんでもないことだ。
そうなっては、学会には、もはや魂も生命もなくなる。
それでは、邪道になってしまう。
諸君がいるかぎり、絶対にそうはならないと私は信じる。

師に信じていただいているという私たちの誇りは、同時に「重大な使命」を果たしていかなければならない責任を伴うものです。
ゆえに、その責任をまっとうするためには、繰り返しますが、私たちは思索し思索し思索しぬかなければならないのです。

先生はよくおっしゃいます。

「簡単に考えてはいけない」と。

その意味を私たちは片時も忘れずにいかなければならないと思うのです。

そして、師がおっしゃる通り、「下から上を動かせ」を、最大限、あたうる限りの思索と思慮によって進めていくことが求められていると思うのです。

そのことについて、私を含め、すべての後継者がそれぞれ考えいく必要があるのですが、そのきっかけとして、私がこれまで思索してきた「創価学会の恒久化のための6つのアプローチ」について、ここで紹介をさせていただきます。

その6点とは

(1)ソフト・パワー(内発性)

(2)寛容の精神

(3)多様性

(4)宗教のヒューマナイゼイション

(5)漸進主義

(6)対話

――です。

これらは、一見して分かるように、池田先生が、講演をはじめ、各種提言、対談等で訴えてこられた内容です。

一つひとつのアプローチについて、池田先生の言葉から引用しつつ、考えてみたいと思います。


(つづく)


タグ:
【師弟不ニ】

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このページは、humaniteが2009年1月13日 22:03に書いたブログ記事です。

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