私たちは「師弟の道」を学び、「精神」の継承を誓います。
池田先生が、戸田先生のもと歩んだ道程を私たちも歩みたいと願います。
しかし、当然ながら、人によって「師弟」「精神」のとらえ方、そして理解の深さなどはおのずと違ってくるでしょう。
この違いというものが、それぞれの個性、つまり桜梅桃李の原理する相違であれば、それでいいことだと思うのですが、中には全くの思い違いを生ずるケースが出てきます。
問題は、そういった場合でしょう。
さて、今、「思い違い」という言い方をしました。
この「思い違い」ということについては、これまで、学会を去っていった根本から反逆のことしか頭になかった輩のことではありません。
こういった徒輩は「精神」の継承という意味では論外と言っていいでしょう。
ここで挙げた「思い違い」とは、「師弟」、そして「精神」を学び理解しようと純粋に努力しているにもかかわらず、微妙にずれを生じてしまう人のケースを指します。
「人間革命」で、このケースが最も端的に描かれている場面は、第10巻「脈動」の章に出てきます。
選挙戦にあって、地方に派遣された幹部の中に、予定候補の名前を短日月に浸透させることの難しさゆえ、たちまち焦燥にかられて戸田先生の指示の根本を忘却し、連戦即決の気構えで、会員をただちに選挙活動家に速成しようと焦る幹部が出てきます。
そして、飛び出す「闘争圏外」という有名なセリフです。
このくだりを読んで、だれもが、この焦り狂った派遣幹部の醜態を笑うはずです。
10人が10人、この派遣幹部の間違い、「思い違い」を指摘するでしょう。
それでは、この派遣幹部は、何を思い違いしたのでしょう。
「脈動」の章で、先生は、この幹部について、次のように言及されています。
大変長い引用になってしまったが、これは重要な問題であると思われるので、改めて書きとめさせていただきました。
タグ:
【師弟不二】
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池田先生が、戸田先生のもと歩んだ道程を私たちも歩みたいと願います。
しかし、当然ながら、人によって「師弟」「精神」のとらえ方、そして理解の深さなどはおのずと違ってくるでしょう。
この違いというものが、それぞれの個性、つまり桜梅桃李の原理する相違であれば、それでいいことだと思うのですが、中には全くの思い違いを生ずるケースが出てきます。
問題は、そういった場合でしょう。
さて、今、「思い違い」という言い方をしました。
この「思い違い」ということについては、これまで、学会を去っていった根本から反逆のことしか頭になかった輩のことではありません。
こういった徒輩は「精神」の継承という意味では論外と言っていいでしょう。
ここで挙げた「思い違い」とは、「師弟」、そして「精神」を学び理解しようと純粋に努力しているにもかかわらず、微妙にずれを生じてしまう人のケースを指します。
「人間革命」で、このケースが最も端的に描かれている場面は、第10巻「脈動」の章に出てきます。
選挙戦にあって、地方に派遣された幹部の中に、予定候補の名前を短日月に浸透させることの難しさゆえ、たちまち焦燥にかられて戸田先生の指示の根本を忘却し、連戦即決の気構えで、会員をただちに選挙活動家に速成しようと焦る幹部が出てきます。
そして、飛び出す「闘争圏外」という有名なセリフです。
このくだりを読んで、だれもが、この焦り狂った派遣幹部の醜態を笑うはずです。
10人が10人、この派遣幹部の間違い、「思い違い」を指摘するでしょう。
それでは、この派遣幹部は、何を思い違いしたのでしょう。
「脈動」の章で、先生は、この幹部について、次のように言及されています。
この担当幹部は、最初から捨て身でかかっていたことは確かであった。
そして、弘教に活躍する勇敢な闘士たちは、ただちに、このたびの戦いの積極的な活動家にそのまま一変するものと、彼はなんの疑いも抱かず思い込んでいたのである。
彼が拠点を回ってみると、彼の心情と素朴な地方会員の心情との間には、はなはだしい落差があったのである。
ただの指示でも、ただの命令口調でも、人々は決して満足に動かないことを知らなければならなかった。
この落差をいかにして見事に埋めるかということに――幹部としての忍耐と指導力と使命のすべてがあると反省させられるべきであった。
ただ全国区候補が、獲得しなければならない莫大な票数だけが、重々しく彼の頭を占めていたが、拠点、拠点における獲得すべき票数をいたずらに読んで、是が非でもそれを押し付けることによって、彼は早く安心したかったのだろう。
功を焦る彼の焦心は、創価学会が言明した公明選挙を人々が理解する前に、地方会員をいたずらに困惑と恐怖に陥れてしまったといってよい。
彼は行く先々の拠点で恐怖とともに闘争圏外者を次々と作っていった。そして指導といいながら、多くの貴重な戦力をつぶしていたことに気がつかなかった。
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